史学概論の参考文献が理解しにくかったため、もう少し分かりやすいものはないかと探していたら「『歴史とは何か』の現代版」と銘打たれた本書を知り、読んでみました。
これがとても分かりやすく、しっかりと腹落ちしました。
そもそも、歴史は「相対的なもの」という認識が前提で語られているため、すんなり頭に入ってくる。
この相対的な姿勢は
・著者が女性
・アメリカ人だけれども祖父がウクライナ人
という外部の要素を著者が持っているため、かな、と思う。
他の参考文献は男性だし。
カーは「男性」「英語話者」という最強のバックボーンの持ち主。しっくりこないよ(←手こずったこと、ちょっと恨みあり笑)
歴史学はそもそも「エリート青年」のための学問で、政治の世界に入るために過去を知る必要があることから始まったもの、という指摘にも目を開かされた。
相対的な視線なんてねえ、持ってないよねえ・・・。
ともかく、レポートはなんとか二つ仕上がった。
プリンターのインクが切れかかっているので新しくしてから、印刷して、提出しよう。
(インクは楽天で注文中)