イギリスから帰国してもなかなか浮上しない、この気分。
中高年クライシスである自覚、あります。
仕事を辞めて自分の収入が減った、自分の能力の限界がはっきりわかった、自分の人生の成果(子供含まず)もわかってきた・・・という中年の危機。
おまけにコロナで行動に制限が入るし。太って痩せないし・・・。
嗚呼。すべてにモヤモヤする・・・。
そんな低空飛行中ですが、無事、4年生に進級できました。
これからが長そう・・・。ちゃんと卒論、書けるかな。
でも、勉強したいことがたくさんあるので、卒業は急ぎません。
来年度の学費も振り込んで、っと。
今は中国近世史の農村についてのレポートに取り組んでます。
農村と銀の関係に注目して書こうと思ってますが、銀がどのように農村に広がっていったのか、まだちょっと自分なりに整理ができていません。
もう少しでまとまりそうなんだけど・・・。
頭も疲れたし、ずっと座っているからお尻もイタイ・・・。勉強って体力使う。
交易って一言にいうけど、昔は基軸通貨もないし、その辺りのことが私はぼんやりしてちゃんと理解できない。
『マネーの進化史』とか読もうかしら・・・。
なんでひとつのレポート書くのに、こんなに私は参考文献が必要なんだろうか・・・。
Kindleセールで買ったこれ読んでますが・・・苦戦中・・・
中国近世史のレポート関連では、この本がとても面白い。社会条件に着目して歴史を紐解くと理解が身近になる。
この本の中で、洪洞大槐樹移民伝説に触れた日本人の話が出てくるのだけど、それが・・・すごくいいんだな。日中戦争がはじまったばかりの時に、戦渦を避けて避難してきた農民たちに栗の配給をしながら出身地を尋ねるんだけど、その声のかけ方がとても優しいのよ。
こんなふうに、無名だけども出会った人の救いとなるような優しい人が、たくさんいたんだろうな、と思います。