五十歳からの通信大学体験記

法政大学・通信部・日本文学部・史学科・3年次に編入(2020年度後期)

【メディスク】日本文芸研究特講(上代:万葉集/後期M)感想

 

おススメ度 ★★★★☆

 

内容

  • パワポ資料が配信される
  • パワポ資料が充実しているので、指定テキストは読まなくてもなんとかなる。テキストは歌の解説が主なので、講義の内容の方がより詳しい。
  • 二回のWEB中間テストは選択肢をよく読むこと! 正しいもの、正しくないもの、の選択が意図的に混在。途中でやめることはできないので、時間に余裕をもって取り組む。
  • 単修試験の課題をメディスク内で発表してくれます(二つ)。講義内ではなく通知として。単修前にログインして確認すること。

 

感想

  • 歌の解説だけでなく、時代背景や万葉集特有の事情を解説してくれるので、万葉集に対する理解が深まる
  • 万葉集が上代唯一の歌集ではなく、「現存する」唯一の歌集であり、万葉集に収められているような歌が実際はたくさん作られ、人々に楽しまれていたことを知った。その一部が「万葉集」として残っている
  • 枕詞や序詞などが、万葉集時代の人も「よくわかっていないけど歌では使っている」という要素が多分にあることを知って驚いた
  • 大和三山の歌は、風土記の内容を踏まえないと理解できない。その背景を丁寧に解説してもらい、かなり興奮(笑)
  • 同じ歌が「万葉集」と後代の「百人一首」では若干代わっており、その理由の解説が非常に面白かった(持統天皇の「天の香具山」や山部赤人の「田子の浦」)
  •  

 

今まで、「万葉集」というと、勅撰和歌集のように大事大事に守られてきた歌集、と思っていたけど、成立過程も背景もよくわからない、平安時代の人にとっても「謎」な歌集であること、当時、人口に膾炙した、同じような言い回しを使った「流行り歌」がかなり含まれていること、など、万葉集に対する理解が深まりましたー。

 

万葉集は成立過程もよくわからない謎の歌集なので、歌の解釈だけだと、その理解は部分的と言えます。

こうした背景も解説が得られたので非常に有意義でした!

 

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