五十歳からの通信大学体験記

法政大学・通信部・日本文学部・史学科・3年次に編入(2020年度後期)

歴史を学ぶ時に怒りにかられないように心がけてる

昔から歴史は好きだったけれど、誰か特定の人物に興味を感じたりということはなく、歴史の流れと現在の繋がりを発見するのが楽しかった。

通教で歴史を勉強しようとおもったのは、多分に政治に対する疑問と失望と怒りが動機になっている。

滞在していたイギリスでのブレグジット騒動にも驚きと落胆を感じたし、日本の非論理的なグダグダさも心底がっかりしたし、アメリカの政治にも失望した。

特に日本のグダグダさは現在だけも見ても絶対にわからない、これは思想的なものというか根は深く、歴史的に考えないとわからないのでは?と感じた。

歴史を学んでいると、権力者の暴力性には「人って学ぶことはできないのでは?」と絶望するし、為政者の利己的な振る舞いには「国家なんて!!」と怒りを感じる。

でも、最近はこの怒りや絶望にかられていたら歴史を学ぶ意味はないな、と感じるようになった。

怒りを何か他のものに導きたい。それが現在を考えるヒントに繋がるものであれば、なお、いい。

到着点が怒りにしかならなかったら、勉強することが空しい。

 

今の世の中を見ていると、なかなか難しいですけどね・・・。

 

 

<現在、読書中>

『中国の歴史 絢爛たる世界帝国 隋唐時代』氣賀澤保規 講談社

『「生き方」の中国史 中華の民の生存原理』竹内康浩 岩波書店

 

 

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